市は「パワハラ防止指針」に沿った対応を
人事異動は密室で行われ、パワハラが生じやすい場所
新教労はS先生の不当人事について、3月25日、再度市教委に申入れを行いました。市教委は、「人事異動方針」を示して、「この方針通りに進められ、市としてもこの方の異動がこれでよいか校長を通じて確認を入れている。従って、この人事異動に問題はない」という回答でした。しかし、手続き上の問題がないように見えても、校長のヒアリングは密室です。その密室でパワハラが行われていても市教委はそれを把握することができません。先の校長からの経過説明と本人の説明の食い違いを明らかにする必要があります。
新潟市は県に先駆けて「パワーハラスメント防止指針」を策定しました。人事異動こそパワハラが起こりやすいことを市教委は再認識すべきです。
「異動作業上は問題がなくても、その過程でパワハラが起こっていたらその対応は別に考えなくてはならないだろう」と、市教委は答えました。
「そのような問題の可能性があるのなら、新潟市は人事権があるのだから、すぐに県から市へS先生を戻すべき」と再度要求しましたが、市教委の回答は変わりませんでした。