新潟県の小学校・中学校の教職員組合

2012年5月11日金曜日

なぜ止まない?南魚沼市立A小学校の連続金品紛失

なぜ止まらない?南魚沼市立A小学校の連続金品紛失!

背景に学閥間の嫌がらせか?

県・市は事実を父母に公表し、再発防止に全力を尽くすべきです!


 南魚沼市立A小学校においては、この数年間にわたり主として職員室内で金品紛失事件が連続して発生しています。(下記参照)
紛失した金品は多岐におよび、子どもたちの個人情報を含むものも多く含まれており、いずれも見つかっていません。また管理職の責任で保護者に事実を明らかにし謝罪することも行われていません。

本来、このような事件が起これば直ちに、管理職が市教委や警察に届け、再発防止などの対策を取らなければならないと考えますが、このようなことも行われていませんでした。
A小には、これまで施錠管理できる職員用の机やロッカー、および保管棚がありませんでした。歴代の管理職はそれらの配当や設置の対策を講じてきませんでした。それどころか他の職員に対して紛失者を非難したり、あたかも職員の誰かが紛失させたと言ったりするような言動をとり、紛失者に対する適切な配慮がなされていませんでした。
こうした事実に対し、新教労は昨年、県教委と南魚沼市教委に申し入れを行いました。さらに年明け、市教育長およびA小管理職を直接訪問し事実確認と再発防止を求めました。(下記交渉結果参照)
ところが、その後もA小学校では公費や子どもの作品などが立て続けに紛失していることが判明しました。県教委に問い合わせたところ、事実を把握していないことが分かりました。組合は再び県教委に事実の確認調査と再発防止を求めました。

職員室で長年にわたり繰り返される紛失の背景は?

中越地区の小学校は2つの学閥(公孫会・ときわ会)が校内の主要ポストを2分するところも多く、このA学校では代々校長・教務主任が公孫会、教頭・研究主任がときわ会です。また県のへき地教員確保策のいわゆる○中(マル中)教員*が配置される地域でもあり、各派閥間の嫌がらせも十分考えられる事件です。あわせてBC人事も多く、職員のさまざまなストレスもうかがえます。
*○中教員・・・僻地および僻地周辺地域の中堅教員の確保のため、市町村の推薦をもって県教委が特に認めた教員

A小学校の金品紛失内容

H16・通知票数人分
H17・ イヤリング(職員私物)
・2年生活科のまとめ「私の成長」でアルバム作りに使用する児童写真
H18・研修用に書き溜めたノート4冊ほど・児童作文・名簿2名分
・前年度からの児童引継ぎ資料(ファイル)・6年生児童のタイムカプセル1学級分
H19・教務手帳(前年度とは別の職員)・学校用デジカメ
H20・児童用図書として購入した本3冊ほど
・文化祭で職員が立て替えたお金を支払うために学校用口座から下ろした3~4万円
南魚沼市教委・A小学校管理職交渉後の紛失
H21・お金13~15万円
   ・児童の作品

南魚沼市A小学校金品紛失事件についての交渉経過

1.南魚沼市教育委員会との交渉  

・日時  2009年1月7日(水)pm2:30~ 3:10
・場所  南魚沼市大和庁舎3F会議室
・参加  (市教委)遠山正雄教育長、腰越秀夫学校教育課参事 (組合)役員2名
(1)教育長のあいさつ
 ・ 「申し入れ」に記載されている金品紛失の内容については、1件を除いて学校から報告がなかった。学校との信頼関係を保つことを心がけてきたつもりだったが、極めて遺憾である。
 ・ 職員に長い間心労をかけてきたことを申し訳なく思っている。
 ・ 報告を受け、管理指導主事に直ちに事実確認することを指示した。3人の校長から調査を行った。
 ・ 再発防止のため対策を進めてきている。
   鍵のかからない机やロッカーが多数あった。鍵の取替え、保管書庫・ロッカー等の購入を進めている。金品の取り扱い・管理、個人情報の取り扱い・管理などについて見直しを進めている。
(2)参事より対応と指導について
・ A小では校長を中心に再発防止に向けて取り組みを進めている。
・ 職員から再発防止のための具体策についてアンケートをとっている。
・ 個人情報等の取り扱いについて
鍵がかかるようにする、USBメモリーなど格納する書庫を用意する、高額備品を格納する整理棚を用意する
・ 公金の取り扱いは「人から人への手渡し」を徹底する
・ みんなで一斉に行う「整理整頓の日」を設定、「校内申し合わせ事項」を見直し確認する。
  ・ 市教委として物品購入の支援を行い他校についても調査し指導していく。
(3) 協議(Q・・組合側質問、A・・市教委回答)
 Q 保護者に対してはどのような対応をしたのか。
 A 関係する保護者に対し謝罪してきた。全体に公表する予定はない。
 Q 紛失者に対し十分な配慮や支援が必要ではないか。
 A 心労をかけてしまった。
 Q 事態の背景をどのように捉えているのか?毎年異動者も多い。2つの学閥が校内の主要ポストを2分しているというではないか?学閥間の嫌がらせなどはないのか。職場は多忙であり、ストレスや精神的な病を抱えている人はいないのか。
 A はっきりわからない。継続的に発生していることは重大であると考えている。
    A小は開校してから日が浅く伝統がある学校ではないが、職員が一体となって頑張っている学校だ。地域とのつながりが強い学校だ。メンタルヘルスの取り組み、人事上の措置などについては考えて行きたい。

2.A小学校長との懇談

・日時  2009年1月7日(水)pm3:45~4:20
・場所  南魚沼市立A小学校校長室
・参加  (A小)校長 、教頭 (組合)役員2名
(1) 校長から事件や対応などについて説明と今後の防止策について(省略)
(2) 組合からの質問に答えて
Q なくなったお金はPTAの金と聞いているが、保護者への事実の公表や謝罪については?
A 今のところ明らかにしてはいない
 Q 校務員さんのケアは?
 A 何度もシミュレーションをしてきた。いつまでも引きずることはつらいことなので、校長が金を補填し、今後の対策の方へ向けることにした。
Q 事件がくりかえされてきているが、背景をどう考えているのか?
A 整理整頓が忙しさの中でなおざりにされてきた。やるべきことはきちんとやらなければいけないと思う。
Q さまざまなストレスを抱えた職員が盗ったとか、そういう状況はないのか?
A それはないと考えている。
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